飯島企画業務日誌

『読書の技法』佐藤優

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おはようございます☀️
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『読書の技法』佐藤優
時間と言う制約要因の中で読める本の数は限られている。
その制約でより良い本と出会いたい、感心の持てない自分の為にならない本は避けたい。
それを可能に近づけてくれる本著である。熟読、速読、超速読ので解説では理解したものの自分には不可能。
佐藤氏は超速読により、読む本か読まない本を見極める。

知識を積み重ねることで既知の箇所については読み飛ばすことができ、それこそが理屈上の速読であることがわかった。
例えば「歴史」で言えば完璧に史実の知識を習得していれば素直に解釈し、目を通す事が可能になる。
積み重ねの無い「只、早く読むことが目的」の速読は全く意味が無いのである。
他には最初に本の「真ん中」を読めと言う、そこは全体の内容の中で内容が薄い部分でここが面白いと全体が良い本となるそうです。

知識を得るための本は購入すること、図書館で借りてはならない。
これは「本は汚く読め」と言うことで、初読の際、解らない箇所や重要と思われる箇所に線や囲みをつける。
2回目でノートに抜き書きし、コメントも書き出す。
この読書ノートの書き方や基礎知識の付け方など、文章の前後関係=文脈から意味をつかむなど、様々な方法が納得出来る理由で書かれている。
佐藤さんの読書量と論理力に圧倒されます。
神学やロシア文学になぞらえた例えが多用されているため、それに疎い人間だとそもそも例えが理解しづらい点もある。
漫画についての記述も面白く、例えば「クレヨンしんちゃん」や「ゲゲゲの鬼太郎」も社会の縮図や人間関係の縮図をおさえて解説しているところが、妙に俯瞰的でユニークな感じがした。
あくまで自分の興味に正直に知識を増やしていきたいと想った。

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