『パタカラ体操』
おはようございます☺️
『パタカラ体操』「以前より食べ物を上手く飲み込めなくなっている気がする。」「このままご飯を食べられなくなったらどうしよう…」大切なご両親には、いつまでも食事を楽しんでもらいたいですよね。そこで、「パタカラ体操」が役に立ちます!誰でも簡単にできる体操を日々の生活に取り入れるだけで、咀嚼や嚥下の機能を回復させ、食事への不安を解消することができます。「パタカラ体操って?」「効果ややり方は?」など、気になるパタカラ体操の中身を紹介していきます。「パタカラ体操」は発声しながら口を動かす、「口の体操」のことです。「パ」「タ」「カ」「ラ」の4文字を発声するため、「パタカラ体操」と呼ばれます。高齢者になると、口の筋肉や下の動きが弱まるため、嚥下機能(飲み込む力)が低下し、食べ物を誤嚥してしまうことがあります。「誤嚥性肺炎」は、誤嚥により食べ物が気管に入り、肺が炎症になることが原因で起こります。そこで、「パタカラ体操」を取り入れることにより、口や舌の動きが鍛えられます。食べ物を上手く飲み込めるようになれば、誤嚥性肺炎を防ぐこともできます。「パ」「タ」「カ」「ラ」を、それぞれ5文字を発音してみましょう。「パパパパパ、タタタタタ、カカカカカ、ラララララ」を3回繰り返し発声すればOKです。ですが、ただ口に出すだけで良いという訳ではありません。①「パ」は、口をしっかり閉じてから発音する。口を閉じる筋肉が鍛えられることで、口の中の食べ物をこぼさないようにすることができます。②「タ」の音は、舌を上あごにくっつくように発音しましょう。舌の筋肉が鍛えられると、食べ物をしっかり押しつぶしたり、飲み込んだりすることができます。③「カ」の音は、のどの奥を意識して発音すことが大切です。のどの奥に力を入れ、一瞬呼吸を止めることで、食べ物を飲む込む動作ができます。のどを閉じることで、誤嚥を防ぎ、食べ物を食道に送ることができるようになります。④「ラ」の音は、舌をまるめて発音することを意識しましょう。舌をまるめてよく動くようにすることで、食べ物を喉の奥に運び、飲み込みやすくなります。「大きな声で」「一文字一文字」「はっきりと」意識して声に出すようにしましょう慣れてきたらできるだけ早く、繰り返して発声すると、より効果的ですよ。童謡や好きな歌などに取り入れてみるのもおススメです。歌詞を「パ、タ、カ、ラ」に変えて歌うだけなので、「パ、タ、カ、ラ」と発声するよりは、楽しみながら体操することができます。「パタカラ体操」は、お食事の前に行うことをオススメします。ですが、もし食事の前に時間が取れない場合は、できる時に行うだけでも構いません。「パタカラ体操」には、誤嚥以外にも、たくさんの効果があります。1.咀嚼(噛む)、嚥下(飲み込む)機能が維持、向上する2.唾液の分泌が促進される(ドライマウスの防止)3.いびきや歯ぎしりが改善される4.発音がはっきりし、口が動きやすくなる5.入れ歯が安定する6.口呼吸から鼻呼吸になり、口臭が改善される7.小顔効果や顔のたるみなどのアンチエイジングにもそのため、高齢者だけでなく、ほうれい線が気になる方や、小顔になりたい方など、美容に関心の高い若い女性も取り入れていることもあるそうです。