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『虎ノ門ヒルズ』
森ビルは東京都港区の虎ノ門ヒルズエリアで進める再開発事業において、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の建設に着工した。2020年6月に開業予定の東京メトロ日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」と一体的に整備する。高層ビルを含む街区は23年7月に完成。全ての完成は同11月を予定している。
今回着工した「虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発事業」は、国際的なビジネス・交流拠点を整備するプロジェクト。対象エリアの面積は約2.2ヘクタール。森ビルは再開発組合の組合員として参画している。
虎ノ門ヒルズ駅と街が一体となった駅広場や、周辺の開発事業と連携した地上・地下の歩行者ネットワークなどを整備。オフィス、店舗、ホテル、ビジネス発信拠点など、多様な都市機能を備えたエリアとなる。
高層ビルの高さは約265メートルで、地上49階、地下4階。オフィスやホテルなどを備える複合施設となる。最上部には大企業からベンチャー企業、起業家、一般にまで開放する交流施設を設置し、起業やイノベーションを促進する計画だ。
虎ノ門ヒルズエリアでは、他に2棟の高層ビルが建設中。さらに、周辺エリアでもさまざまな再開発事業が進んでいる。虎ノ門・麻布台地区では、完成時点で日本一の高さとなる約330メートルの超高層ビルを含む再開発事業が8月に着工した。周辺エリアの再開発を一体的に進める森ビルは、ビジネスや文化における東京の国際競争力強化を目指している。