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『ベースボール5』
国際オリンピック委員会の理事会が8日、スイス・ローザンヌで、バットを使わず、投手もいない「手打ち野球」のような5人制の「ベースボール5」が、2022年ユース五輪(セネガル・ダカール)の追加競技として承認されました。
「ベースボール5」は打者が自分でトスした軟らかいボールを手で打つ。5イニング制で、専用球場や用具の必要がなく街中でプレーでき、男女混合でも楽しめることを売りとしています。
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が18年、若者や競技になじみのない地域への普及をめざして新競技として導入。大リーグの球宴期間中にファンに披露されるなど認知度は上がっています。アフリカ大陸でも人気上昇中といい、ダカールの大会組織委員会が追加を希望したと言います。
WBSCのフラッカリ会長は18年に夏季ユース五輪があったブエノスアイレスで、アフリカでの人気を強調し「世界で広がりつつある。次回のユース五輪での採用を期待する」と話しています。
野球・ソフトボールは20年東京大会では追加競技に入りましたが、24年パリ大会では落選しています。
5イニング制で行われ、同点の場合はタイブレーク方式の延長戦を行う。3回終了時点で15点差、 4回終了時点で10点差がついた場合にはコールドゲームとなります。
1チームは5~8人で編成され、試合は5人で行います。
内野の形は正方形であり、塁間は13メートルで、外野にはフェンスが置かれます。(フェンスがない場合には、線を引くなどローカルルールが認められるケースもある。)フェアゾーンは18メートル×18メートルで、バッターボックスは本塁の後ろです。一塁には衝突回避のため、ベースが2枚置かれます。
打者はボールを手のひらか拳で打つ、打球はフェアゾーンで少なくとも1回はバウンドしなければならない。打球がフェアゾーンに入るまでバッターボックス内に留まらなければならない。本塁より3メートル離れた地点で打球をバウンドさせないと反則打球になります。走者は可能な限り、守備選手との衝突を避けなければなりません。
守備位置は、1塁、2塁、3塁、ショート、ミッドフィルダーの5つ。フェアゾーンを守ります。
今まで野球やソフトボールが盛んではなかった地域でも普及活動が行われ、69カ国で行われています。
欧州やカリブ地域で国際大会がすでに開かれています。2020年にはWBSC主催によるワールドカップがメキシコで開催される予定。このような普及活動が稔り、2022年に開催されるダカールユースオリンピックの開催競技への追加が決まりました。
ユースオリンピックは、14歳から18歳までを対象とした国際オリンピック委員会(IOC)が主催する世界的な総合スポーツ大会。夏季大会と冬季大会のそれぞれが4年に1度開催されますが、冬季大会の開催が閏年(西暦年が4の倍数)で夏季大会がその2年後と、一般世代のオリンピック大会とは逆順になっています。ユース五輪とも言われています。