堀潤監督作品映画『わたしは分断を許さない』公開参加プロジェクト
2020年3月、ポレポレ東中野ほか全国にて順次公開。
このプロジェクトについて
ジャーナリスト堀 潤が5年の歳月をかけて追った、「分断」された世界— ドキュメンタリー映画「わたしは分断を許さない」。東日本大震災をきっかけに堀 潤が追い続けた「分断された世界」は、世界各地に存在しています。わたしたちの世界に存在する「分断」のリアルを映し出す、この映画の制作・上映に、皆様のご協力をぜひお願いいたします。(クラウドファンディング)
2013年、初の監督作品として、ドキュメンタリー映画「変身 Metamorphosis」を発表したジャーナリスト堀 潤。日米それぞれの原発事故の現場を追い、不条理と世間からの“忘却”を捉えた映画は、人々の心に多くの問いかけを投げかけました。
それから、7年。堀がずっと追いかけ続けてきた東日本大震災からちょうど10年目を迎える2020年春。再び、堀 潤監督作品として、上映されるのがこの「わたしは分断を許さない」です。
シリア、パレスチナ、朝鮮半島、香港、日本の福島や沖縄など、あまたの場所で生まれる「分断」。分断が生まれる背景とは何か? その分断が、徐々に世間から忘れ去られていってしまう一方で、沈黙を強いられる人々はどうしているのか? その姿を、この映画ではリアルに捉えていきます。
また、映画の公開に合わせて、全国各地で写真映像展「分断ヲ手当スルト云フ事」や、監督 堀 潤とのトークセッション等も開催していきます。
NHKで人気アナウンサーとして活躍したのち、フリージャーナリストとして独立した堀 潤。その活動の場はテレビ、雑誌、ラジオ等にとどまらず、自らが立ち上げた市民投稿型ニュースサイト「8bitnews」、インターネットテレビ、各種SNSなど多岐に渡り、社会が抱える課題について精力的に発信し続けています。その堀が今回の映画のテーマとして取り上げるのが「分断された世界」です。堀 潤は監督、撮影、編集、ナレーターを1人四役で担い、世界各地の「分断」の現場に迫りました。
【堀 潤からのコメント】
わたしには、どうしても許してはいけないと感じるものがある。それは「分断」だ。この10年で、国内外の様々な社会課題の現場で「分断」が深まったと感じる。人々の疑心暗鬼は、やがて差別や排斥をうむ。2020年は東電福島第一原発事故から、そしてシリア内戦から10年目を迎える年だ。世間の忘却に耐え、未だ孤立し、支援を待つ人たちがいる。
一体なぜここまで、そして一体誰がこの分断を生んだのか。わたしは世界各地の現場へ取材の旅に出た。どうしても分断の手当てが今必要だからだ。
【田原総一朗のコメント】
やっかみに近い気持ちにさえなった。堀潤氏の厳しい着眼力と、何よりもすさまじい取材エネルギーに対してである。特に福島や沖縄問題では、私自身の捉え方の甘さを痛感させられた。
【岩井俊二のコメント】
片方の手は握手のために取っておかねば。
相手が誰であっても。
このドキュメンタリー映画の公開と合わせて、試写会、堀によるトークセッション、写真展を各地で開催する予定です。映像や写真から、わたしたちの世界に起きている事実を知ってもらいたい、そしてそれに対して、ひとりひとりが何をできるのかを考えていきたい、と考えています。また、監督 堀 潤本人が、皆様と語り合う場も積極的に設けていく予定です。
クラウドファンディングに協力していただき、私たちを取り巻く「分断」という社会課題に一緒に向き合ってみませんか。