アボリジナルアート展
おはようございます😉
《ご挨拶》オーストラリア先住民の深遠なる文化と歴史、そして彼らが描くユニークなアートが私の人生に登場してもはや26年です。随分と長い時間が経過しました。当時初めて目にしたアボリジナルアートは極めてモダンで美しく、それが西洋美術とは全く無縁な環境から生み出されているとはとても信じがたい作品ばかり。私はたちまち魅了されました。いまや世界中のメジャーな美術館に所蔵されるまでになったアボリジナルアートとの出会いは、私にとってまさに「運命」だったのかもしれません。そして気付けばその「運命」がいつの間にか “自分が日本へきちんと伝える”という「使命感」に変わって行きました。私が魅了されたアボリジナルアートの世界をぜひご紹介させてください。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。Land of Dreams代表・内田真弓地上に現存する絵画の中でも、大変古い伝統を誇るオーストラリア先住民、アボリジナルの人達が描く絵画が今や現代アートの最先端として世界中から大きな注目を集めているのをご存知でしょうか。1971年に彼らに初めてキャンバスと絵の具が紹介されたのを機に”アート”として世に登場したアボリジナルアートですが、オーストラリアの砂漠で描かれる彼らの絵画はどれも芸術のための芸術ではありません。もともと「読む」「書く」と言った文字文化を持たなかった無文字社会で暮らすアボリジナルの人々にとって、絵を描くということは”伝達手段”のひとつだったことはもちろんのこと大地と関わる自分自身の喜びの表現であり、またその繋がりを確認するための”儀礼”を自ら行っている深遠なる行為でもあるのです。狩猟採集民として長い間、移動生活をしていたアボリジナルの人々がいま私たちに「大地との大切なコミュニケーションを取る方法」を教えてくれるメッセージ。それが大地から生まれたアボリジナルアートなのです。アボリジナルアート展日時: 2020年2月12日(水)〜2月18日(火)10:00〜20:00 ※最終日18:00まで会場: 伊勢丹新宿店本館6階アートギャラリートークショー: 2月15日(土) 14:00〜