おはようございます😉
見たことある?『蒟蒻の花』
「こんにゃくの花」は、5月の中旬~6月上旬に紫がかった海老茶色の変わった形の花が咲きます。
”こんにゃく”の花が咲くのは4年芋以上作付けされた物でないと花が咲かないので産地でも、こんにゃくの花を見る事は珍しいようです。栽培畑では3年で出荷されてしまう為で花は見れません。
こんにゃくは、英語圏では「Devil’s Tongue(悪魔の舌)」などと呼ばれています。その由来は食品の方ではなく、植物としてのこんにゃくが咲かせる花にあるといわれています。今回はちょっと怖いこんにゃくの雑学をご紹介します。
こんにゃくの花は、天に向って真っすぐ伸びた棒状のものが、1枚の花びらに包まれているかのようなの形状。水芭蕉の花にも似ていますが、白く美しい水芭蕉とは対照的に濃い赤紫色をしており、ちょっと怖い印象を受けそうです。また、開花すると”腐ったよう”な強烈な匂いがすることが知られており、この近寄りがたさを感じさせる外見と臭さから、「悪魔の舌」と呼ばれるようになったのかもしれません。このにおいにひかれてハエが集まり,花粉を運ぶ働きをしています。
ちなみに、こんにゃくの学名は「Amorphophallus konjac」というのですが、「Amorpho」は”無定形”、「phallus」は”男根”を意味します。こちらも何だか恐ろしい感じ。
こんにゃくの花のように見える部分は、実際には花ではありません。多数の小さな花の周囲を、花びらのように見える「仏炎苞(ぶつえんほう)」が覆っており、突き出た棒状の部分は「付属体」と呼ばれます。
特に世界的にも開花例が少ない「ショクダイオオコンニャク」は花が非常に大きく、臭いも強烈で、「世界一大きな花序(花の集まりのこと)」「世界で最も醜い花」「死体花」と評されています。