飯島企画業務日誌

映画『エジソンズ・ゲーム』

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映画『エジソンズ・ゲーム』
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2020年6月19日(金)TOHOシネマズ日比谷他全国公開。
世紀の発明王トーマス・エジソンほどの天才にも、最強のライバルがいた。彼の名前はジョージ・ウェスティングハウス。<頭脳でトップに立つクリエイター>であるエジソンに対して、ジョージは<戦略で支配を広げるカリスマ実業家>だ。
映画『エジソンズ・ゲーム』は、アメリカ初の電力送電システムを巡る、そんな2人の壮絶なビジネスバトル<電流戦争>を描いたストーリー。どちらが勝ったかは皆さんご存知の通りですが、莫大な金が動く特許の争奪戦に、名誉をかけた裁判。その影で横行するスキャンダラスなネガティブキャンペーンと裏取引── 超一流の天才たちによる、息もつかせぬ本気のバトルの全貌が、今明かされる。
物語の主人公であり、歴史的な天才発明家。白熱電球の事業化を成功させ人々から崇められるが、大統領からの仕事も平気で断る傲慢な男。勝利するためなら手段を選ばない。自らを追い込んでいく。事業家・ジョージ・ウェスティングハウスと、電気を巡る白熱のバトルを繰り広げることになる。
裕福な実業家。大量の発電機が必要なエジソンの“直流”よりも。遠くまで安価で電気を送れる“交流”のほうが優れているという考えの持ち主。“交流”式送電の実演会を成功させたことで、エジソンの反感を買い、“交流”は危険で人を殺すと、ネガティブキャンペーンで世論を誘導され、バトルを繰り広げることにー。
エジソンとウェスティングハウスの対決の鍵を握る若き天才科学者。”テスラ”もウェスティングハウスが提唱する“交流”支持者だったが、エジソンにひと蹴りされてしまう。
エジソンのアシスタントを務める。ウェスティングハウスとのバトルの際には、“マスコミを利用する”ことを助言する場面も。
目的を選ばないエジソンと、思いやりに長けたウェスティングハウス。そんな対照的な2人がくり広げる<電流戦争>は、実際ほとんど面会することもなく、“新聞”の記事を通して行われていたという興味深い事実をご存じだろうか?
映画ではそんなリアリティを反映させるために、実際に2人が同じ画面に映ることを大幅にカット。そのため彼らを演じた俳優は、同じ撮影現場を共にする“貴重”なカットを存分に楽しんだという。
この映画では脇役として出てくる”ニコラテスラ”に興味がある。この人物に関しては、また後日ご紹介します。

食べられる『お花が人気』

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食べられる『お花が人気』
海外の方の投稿から広がって、いま日本でも人気上昇中の「#フラワーフォカッチャ」!フォカッチャは元々イタリアのシンプルな食事パンですが、パプリカなど焼いても色が変わりにくい野菜で草花を描いていくことで一気に華やかに!フォカッチャの生地自体は材料も少なく、作り方も比較的簡単なので、パン作り初心者の方も気軽にトライできますよ♪
「#フラワーフォカッチャ」に使う野菜は、緑黄色野菜など焼いても色が変わりにくいものがおすすめ。中でもアスパラガスは焼くことで甘さが増して、とってもジューシーに焼きあがるのでお勧め!まるごとドンっと置いちゃいましょう。
香りの良いローズマリーの枝を置いたり、ニンニクで作ったお花が咲いていたり、ラベンダーのようなデザインがあしらわれていたり、そのおしゃれさがひときわ目立っていた「#フラワーフォカッチャ」。足元にはきのこがニョキっと!本当にそこに生えているみたいですね!アートなセンスを感じます。
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見た目のかわいらしさとその美味しさから、人気を集めている「フルーツサンド」。普通にフルーツを入れるだけでもおしゃれなのですが、最近では断面にこだわって「フラワーフルーツサンド」を作る人が増えてきています!なんと、切った断面がお花の形をしているんです🌼
フラワーフルーツサンドづくりに必要な材料は、クリーム(ホイップクリーム・クリームチーズ)、フルーツ、食パン。
水気を切ったフルーツを食パンとクリームでサンドして、冷蔵庫で約30分冷やしましょう。温めた包丁でサンドイッチをカットすれば、フラワーサンドイッチの完成です◎

『牛蒡』

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『牛蒡』
”ゴボウ”はとても印象的な花を咲かせるんですよ。あの素朴なビジュアルからは想像しにくい、強いインパクトをもつ花です。でも、それは見た目だけではありません。ごぼうの花の花言葉は、意外にもインパクトが強く……いや、猛烈にネガティブなのです……。
ゴボウはユーラシア大陸原産の、キク科の植物です。根の部分は同じキク科のタンポポとよく似ています。普通のごぼうは根の部分が食用にされますが、若ごぼう(葉ごぼう)は、根・軸・葉まで食べられます。そして、初夏から夏にかけて特徴的な花を咲かせるのですが、その花言葉はなんと…「いじめないで」いやいや、いじめませんよ!といいたくなるような花言葉ですが、それだけではありません。
「私にさわらないで」「用心・警戒」……こちらは極度の拒否反応です。
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なぜ、こんな花言葉かというと、ごぼうの花は、トゲトゲした花びらを支える総苞(そうほう)の部分に、まるでイガグリ(毬栗)やウニのようなトゲがあるのです。どうやらこのトゲが、他者を寄せつけないネガティブな花言葉を生んだようですね。紫色の花を咲かせたその姿は、アザミにもよく似ています。
ごぼう(牛蒡)という名は、その根の姿が、牛の尾に似ていることが由来といわれています。また、マラソン競技などで次々に人を追い抜いていくことを“ごぼう抜き”といいますよね。これは、ごぼうの根がまっすぐ生えているため、長く抜きにくそうでいて、意外と簡単にスルリと抜けることから生まれた言葉のようです。
いろいろなネタにこと欠かない“ごぼう”ですが、花が咲く前に収穫されてしまうので、なかなか開花した姿を見ることはできません。しかし、いったん花を咲かせてみると、そのイガイガのなかに際立つ、鮮やかな紫色に目を奪われるひとも多いようです。牛のしっぽのような根からは、想像もできないアザミに似た紫の花は、とても造形的なことから、モダンな生け花に活用されることもあるんですよ。

『えげつない!寄生生物』成田聡子

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図書倶楽部
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『えげつない!寄生生物』成田聡子
この地球上には約870万種類もの生物が生息しているという。生物同士は食ったり食われたり、また住む場所や食糧をめぐって競い合ったりしている。異なる生物同士が一緒に生活することもあり、それを「共生」と言います。
共生には複数のタイプがあり①お互いが得をする相利共生②片方だけが得をする片利共生③そして片方のみが利益を得てもう片方は害を受ける共生もある。この③つめのタイプを「寄生」と言うそうです。
寄生とは、ある生物が他の生物の体表にとりついて、あるいは体内に潜り込んで、栄養を横取りして生きる現象です。寄生をする生物は他の生物に宿ることによってのみ生存可能で、その生物から離れては生きていけません。寄生する生物を「寄生生物」、それを受け入れて害を受ける側を「宿主」と言います。
この寄生という現象は特殊なものと思われがちですが、実は自然界においては非常によくみられる。なにしろ、およそすべての生物が、なんらかの寄生生物の宿主となっています。それどころではなく、1種類の生物にはふつう何種類もの寄生生物が宿っているのです。(寄生生物に寄生する生物すらいる)
種が多いというだけではありません。寄生生物の一生(ライフサイクル)も実に多様。なかには私たちの想像をはるかに超える戦略を持って寄生し、宿主の行動を変化させるものすらいる。そのほんの一部を紹介します。
”ハリガネムシ”の赤ちゃんは水性昆虫に食べられて、お腹の中で休眠状態、水性昆虫は羽化して陸上に飛び立ち、カマキリに食べられる。ハリガネムシはカマキリのお腹の中で栄養を横取りし、何らかのマインドコントロールをかけて、キラキラした水面に近づかせて、水が嫌いなカマキリを水中に飛び込ませる。ハリガネムシは水中に逃げ出し繁殖活動を初め、カマキリは魚に食べられる。
もう1つ、コマユバチはイモムシに80個ほどの卵を生みます、ハチの幼虫たちはイモムシがギリギリ死なない程度までイモムシの体内を食べます。そしてイモムシの体を破って出てきた幼虫はイモムシの下で蛹になる。この時イモムシはまだ死にません。それどころか、蛹を補食しに来る害虫を激しく体を揺すって追い払いハチが成虫になるまで守ってあげるのです。
このような、寄生をした宿主を自分の都合の良いよう操る寄生生物が沢山紹介されています。
寄生という言葉に、「他者から搾取して楽をする、ずる賢い生き方」というイメージを抱く人もいるでしょうね。しかし、寄生生物たちの奇妙な体の形、工夫を凝らした栄養を得るための仕組み、繁殖のための目を見張るような優れた戦略は、数億年の自然選択の果てに彼らがようやく獲得したものです。私たち現生人類がこの地球上に誕生したのは約20万年前です。そんな私たちの時間感覚では、寄生生物の祖先が延々と繰り返した試行錯誤がどれほどのものだったか、その実際のところは想像もつきません。ウイルス(細菌)同様、寄生という生き方は決して安易に選ばれた者では無いのでは?

『この詞何の曲?』☆

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『この詞何の曲?』☆
この曲は1977年に歌われた曲。 4分の4拍子の2・4拍目をギターのカッティング奏法で刻む、3拍目にドラムのアクセントを置く、ベースがうねるようなベースラインを奏でるといった音楽的特徴が見られます。
世の中の行き場を無くして彷徨っている人たちに対して、居場所が無いなんてことない、独りになることないと呼びかける歌です。そして一方で、独りの人を独りのままにしておいてはいけないと、周りに呼びかける歌でもあります。この歌は、曲調こそ明るくてゆったりと軽快な調子ですが、のっけから、罪を犯した者はただ世の中から捨てられればそれで良いのか?と鋭く問いかけます。そして、彼らは彼らなりに大切な物、守るべきものがあり、その為に”否応”なく手を汚さざるを得なかった、まずそこを理解してあげるという道はないかということを伝えています。
■和訳歌詞
人には愛があり 心が備わっている
だったら集めて沢山にしよう そっちの方がいいだろう
ほら、子供達の泣き声が君の耳に聴こえてきたら
教えてあげよう 主を讃える心があれば、きっとこの先大丈夫だよって
言ってあげよう。一緒にいれば寂しくないよって
一度罪を犯したら、その人はもう終わりなのかな?
教えてくれないか 僕はまだこの問いに答えが出せないんだ
この世のどこにも 咎人の居場所は無いのかな
その咎は信じる者の為の 仕方がなかった物だとしても?
孤独な愛 愛だけじゃないな 心も独り
だったら 皆で寄り添おう そうすればきっと温かい
初めからこうだったみたいに 終わりを迎える日までずっと
そうさ 主にこの喜びを伝えよう きっと気分も落ち着くさ
さあ みんな一緒に集まろう 誰かがいれば怖くないよ
皆心を一つに合わせて、この聖戦を生き抜こう
絶望なんてすることない 神様がきっと味方する
恵まれることの無かった人にも その救いの手を差し伸べよう
例えこの世の何処に居ようと 彼は皆を見ているよ
一つの愛を高らかに その一つの心も重ねて
皆で叫ぼう こっちにおいで、一緒に居れば笑顔も生まれる
心の底からお願いするよ 主もこの声を聴いてくれ
今ここにいることを喜び合おう 僕はそれだけで嬉しいんだ
一人一人が集まれば だんだん気持ちが楽になる
今生きていることを讃え合おう もう 恐れる物など何も無い
一人一人が寄り合えば ほらもう寂しくないだろう

『おもちゃ』1/3

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『おもちゃ』1/3
手に持って遊ぶものという意味で、古くは「持て遊び(もてあそび)」と言った。 平安時代に「持ち遊び(もちあそび)」となり、近世には「もちゃそび」と訛った。 さらに、「もちゃ」と下略され、接頭語の「お」が付いて「おもちゃ」となりました。
日本で最初のおもちゃとされているのは、お正月にも登場することの多い「独楽(こま)」でした。
独楽の歴史は6世紀頃に「むち」のようなもので叩いて回す「ぶちゴマ」と見られる木製の出土品が出土されており、奈良などからも7世紀から10世紀頃のものと思われる独楽、独楽型の木製品が出土。
こうして出土された独楽と思われるものは「貝合わせ(ひとつの貝殻に合う貝殻を見つける、神経衰弱のような遊び)」とともに貴族の遊びとして親しまれ、宮廷の儀式などに使用されることも。
当時は身分の高い人々による「高貴な遊び」であったのですね。その後日本における独楽は江戸時代に大きな進歩を遂げることとなり、博多では鉄製の心棒を取り入れて長く回る独楽が開発され、こうした独楽は「博多独楽」と呼ばれるように。このほか江戸の子どもたちは巻貝の一種「バイ」を加工した独楽を作り遊んでいたと伝えられ、これが明治中期に入って金属に変化すると現在の「ベーゴマ」に発展しました。

自家製『フルーツシロップ』

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自家製『フルーツシロップ』でカラフルかわいい毎日に♪
健康や美容のために、旬のフルーツをもっといつもの食事に取り入れたい…。そんな時は、自家製フルーツシロップで、いつもと違うフルーツの楽しみ方を見つけませんか?
果実の美味しさがぎゅっとつまったフルーツシロップは、ヨーグルトにかける以外にもドリンクにしたり料理に使ったりとアレンジがいっぱい。シロップの入ったカラフルなビンが並んでいるだけでもかわいくて、キッチンや食卓を美味しく楽しく彩ってくれます。
柚子シロップをお湯で割って柚子茶にしたり、紅茶にフルーツシロップを入れてフルーツティーにしたり、フルーツシロップは実はアレンジが簡単。夏はレモンシロップをソーダで割ってレモネード風にしたり、冬は金柑シロップをお湯で割ったりと、季節ごとの楽しみ方も◎ ほかにも、ヨーグルトやパンケーキのフルーツソースにしたり、いつものメニューをちょっと豪華に見せるひと手間を、シロップひとかけでできちゃいます。
シロップづくりって、手間がかかるイメージがありませんか?実は自家製フルーツシロップはとってもカンタン。フルーツとお砂糖さえあればお子さまと一緒でも手軽にできちゃいます。ポイントは氷砂糖を使うこと!氷砂糖は、普通のお砂糖よりもじっくり溶けるので、果実の風味をしっかり引き出してくれます。
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消毒した瓶などの保存容器に梅や果物と氷砂糖を交互に入れていくのがもっとも簡単な自家製シロップの作り方です。果物と氷砂糖は同量程度用意します。次第に、氷砂糖が溶けて、果物のエキスが抽出されていきます。
氷砂糖の代わりに普通のお砂糖やはちみつを使っても大丈夫です。また、一種類の果物だけではなく、レモンや甘夏などの柑橘系の果物をプラスしたり、八角やシナモンなどのスパイスをプラスしたりするのも美味しいんですよ。
氷砂糖がだんだん溶けていって、果物のエキスが染み出ていく様子が見ていて楽しいシロップ漬け。キッチンカウンターに並べて置いて、みんなで完成を待つのも楽しみの一つ。色鮮やかなシロップ漬けがお洒落なインテリアにもなりますよ。

地域資源の『葉っぱ』に着目

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地域資源の『葉っぱ』に着目
これからますます高齢化が進む日本。社会保障費の増大が深刻な問題となっている。
しかしこの悩ましき問題も見方を変えればおもしろいことがたくさん見えてくる。要は、何でもマイナス視点ではなくプラス思考で考えたらいいのだ。世界で誇れる超高齢社会と言えば、この分野のいわば先進国になる。現に我が町上勝町には、世界各国からの視察が後を絶たない。日本が歩んできたことが自国にも必ずやってくるという危機感を持って見に来ている。ここにもいろいろなチャンスがあるからおもしろい。

徳島県上勝町は、人口が約1700人。町の面積の86%が山林。65歳以上の高齢者の割合が50%と人口の半分をしめ、県下でもっとも高齢化比率が高い町である。高齢化、過疎化が進む典型的な廃村寸前の町のようにも見える。ところが、この町は、お年寄りが元気で活き活きと働いており、「世界中探したってこんな楽しい仕事ないでよ」と笑顔が絶えない。こんな楽しい仕事とは山にある葉っぱや花を200軒の農家が全国の料亭などに出荷し、年間2億5千万円売り上げる町の一大産業になっていることだ。
私は、1979年に上勝町農協(現JA東とくしま上勝支所)に営農指導員として採用された。地域の若者はどんどん町外へ流出していく状況の中、雨が降ると仕事がなく一升瓶をさげて役場や農協に集まり国が悪いと言って「おまえらはわしらに何をしてくれるんな」と愚痴をこぼしていた。自分なりに、「なんとかせなあかん」と思っていた。町おこしや地域の活性化を考えるのではなく、仕事をつくり、まずは女性や高齢者に居場所と出番を与えることが大事だと考えた。
自信と誇りを取り戻すには、この町でなければできない仕事をつくらなくてはいけない。何かないのかと思案していたところ、大阪の料理屋で運命的な出会いを果たした。店にいた女性達が、料理に添えられていた赤いもみじを見て「これかわいい」「持って帰ろう」とはしゃいでいた。その光景を見たときに「これだ!」「そうだ、葉っぱを売ろう」と気づいた。
しかしその結果は散々で、「葉っぱをお金に換えるのは狸や狐のおとぎ話だ」と大笑いされてしまった。
田舎に住んでいる人は、意外に見栄っ張りで頑固である。自分ができないことや恥ずかしいと思うことは、絶対にやらない。
人それぞれのツボを知りその人にあった舞台をつくること。昔からの人間関係や気にしていることや自慢できることなどを個々につかみ、うまく持ち上げていく。プライドが高ければ高いほど自分が舞台に立てると人は、輝いてくる。上勝のひとりひとりを深く観察し強引なやり方ではなく、ツボを見抜いたことが良かったと今でも思う。
日本の高齢者のほとんどが、年金で生活をしている。わずかな年金では、生活するのがやっとで生活保護受給者も年々増えてきている。いろどり農家の多くは、年金受給者だが、年金に加えて年収があり、年間売上高を単純計算すると一軒あたり125万円になる。
一日中何もせずに家でゆっくりと過ごすことや、病院・施設の充実だけが求められている社会ではない。「元気なうちは働いて稼ぐこと。『なんにもせんでええけんじっとしておれ』と言われる事が一番辛い」。これがいろどりのおばあちゃんたちの口癖だが、究極の福祉ではないだろうか。
「どんな人にでも居場所と出番があり役割が必要である」
この言葉は、私がいちばん好きな言葉だ。「役割」をみつけてあげることができれば、みんなキラキラと輝いてくる。

記事画像https://www.projectdesign.jp/201510/pn-tokushima/002488.php

『トランプ』ジョーカー6/6

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『トランプ』ジョーカー6/6
”ジョーカー”=”宮廷道化師”とは中世ヨーロッパで王族や貴族によって雇われたエンターテイナー。現在でも歴史の再現を模したヨーロッパの催し物で見ることができます。中世の宮廷道化師は色鮮やかな、まだら模様の服装と風変わりな帽子を被っており、先にあげた現代のものはこの服装を模倣しています。中世の宮廷道化師たちは、物語を語ったり、歌や音楽、アクロバットやジャグリング、奇術など様々な芸を披露して楽しませてきました。また、おどけた調子で芸を披露し、当時の事柄や人物を笑いにした歌や話を創作していました。

彼らは他の召使いと同様の服装なこともありましたが、多くはまだら模様のコートとロバの耳がついたフードか道化の帽子と鈴を身につけていました。ペットかマスコットのように扱われ、主人を楽しませるためだけでなく”批判”をするために仕えていました。

”愚者”は2つのタイプに分けることが出来るそうです。”

愚者であることは王家や貴族の間では特権の一つとして認められていました。その愚かさは狂人のたわごととみなされることもありましたが、多くの場合は神聖なものに触発された結果とみなされました。「自然な」愚者は神に触れられたのです。ゴネリルの不快感の多くは、リア王が好き勝手にさせた愚者が特権的地位を享受していることにあります。彼の特徴的な言葉は人工的なものではなく「自然な」愚者であることを示していますが、その洞察力やウィットから見えるものは馬鹿とは程遠い人物です、やはり「触れられた」存在なのでしょう。

道化師は誰もが伝えたくないような悪い知らせを王に伝えることができた。最良の例としては、1340年にフランス艦隊がスロイスの海戦でイングランドに敗れた際の逸話がある。フランス王のフィリップ6世の道化師は「イングランドの船乗りは勇敢なフランス人のように海に飛び込む勇気は持ち合わせていないでしょう」と語って、皮肉った。

タロットにおける愚者は無意識のうちに崖の端に向かって歩いている。他にも死神としても描かます。中世では死神はよく道化師の服装で描かれれ、これは「最後に笑うのは死神だ、というフレーズに由来します。また道化師がどんな地位の人間でも楽しませるように、”死”は全ての人間に平等であると言うことです。

文学においては、道化師は常識と誠実さの象徴です。特にリア王において宮廷道化師は、自由に発言できる権利を生かし主君に対し洞察と助言を行う人物です。これは彼が地下牢に囚われたときに同じ助言を「より優れた」人間からされることで痛烈な皮肉となっています。最も身分の卑しい道化師が最も正しい助言者となっているのです。

この様な歴史が有り、ジョーカーは最高の”切り札”になっているのです。

記事画像https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%BB%B7%E9%81%93%E5%8C%96%E5%B8%AB

『素晴らしい新世界』オルダス・ハスクリー著 大森望 訳

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『素晴らしい新世界』オルダス・ハスクリー著 大森望 訳
サピエンス全史からの流れで本書を手に取った。1932年に発表したディストピア小説。デストピアとはユートピア(理想郷)の正反対の社会で、一般的には、SFなどで空想的な未来として描かれる、否定的で反ユートピアの要素を持つ社会という着想で、その内容は政治的・社会的な様々な課題を背景としている場合が多い。
西暦2049年に「九年戦争」と呼ばれる最終戦争が勃発し、その戦争が終結した後、全世界から暴力をなくすため、安定至上主義の世界が形成された。その過程で文化人は絶滅し、それ以前の歴史や宗教は抹殺され、世界統制官と呼ばれる10人の統治者による『世界統制官評議会』によって支配されている。この世界では、大量生産・大量消費が是とされており、当時のT型フォードの大量生産で名を馳せた自動車王フォードが神(預言者)として崇められている。
人間は受精卵の段階から培養ビンの中で「製造」され「選別」され、階級ごとに体格も知能も決定される。それぞれの階級に不満が起こらない様に細工し、あらゆる予防接種を受けているため病気になる事は無く、60歳ぐらいで死ぬまで、ずっと老いずに若い。ビンから出て「出生」した後も、睡眠時教育で自らの「階級」と「環境」に全く疑問を持たないように教え込まれ、人々は生活に完全に満足している。不快な気分になったときは、「ソーマ」と呼ばれる薬で「楽しい気分」になる。人々は、激情に駆られることなく、常に安定した精神状態である。そのため、社会は完全に安定している。ビンから産まれるので、家族はなく、結婚は否定され(フリーセックス)、人々は常に一緒に過ごして孤独を感じることはない。隠し事もなく、嫉妬もなく、誰もが他の”みんなのため”に働いている。「誰もがみんなのもの」一見したところではまさに楽園であり、「すばらしい世界」である。
仕事はどういう風に割り振られているかというと、生まれる以前から操作され階級が、上層から”アルファ”、”ベータ”、”ガンマ”、”デルタ”、”エプシロン”其々に+、-が付く階級に分かれている。それぞれ階級ごとに違う色の服を着て、”ボカノフスキー法”と言う、クローンを何十人もたくさん作る。同じ顔の人々が、何の疑問もなく辛い仕事をする。自分の階級が最善で上でも下でもなくて良かったとそれぞれが思っている。
その中でもこの新世界に違和感を持つ上層の人物も現れる。同調出来ないのは育成の段階の不備と誤解され、周りと馴染めずにいる。劣等感を抱えてしまった男、あるいは優秀すぎる男。
そんな中”蛮人保存地区”に出掛けある親子と出合う、この蛮人保存区とは、つまり普通に結婚して、出産してという風に、私達の社会と同じようなやり方で暮らしている所。そこでジョンと出会い、”ジョン”を新世界に連れて来る。
終盤における、世界統制官モンドと野蛮人ジョンの対話は精神浄化の問題を引き起こす場面ではあるが、生まれも育ちも社会的地位も違う人間が理想社会を巡って意見をぶつけ合う。
世界統制官との問答の後、フォークランド諸島へ島流しとなるバーナードとヘルムホルツと別れた後、ジョンは都市を離れ、田舎の廃屋で一人自給自足の生活を送ろうとするが…。
現代の民主主義も似たような所がある。
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