飯島企画業務日誌

『”正解”を選んではいけない』と言い切る理由1/2

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おはようございます😉

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『”正解”を選んではいけない』と言い切る理由1/2

「不安心理」が広く世の中を覆っています。迷いや葛藤に押しつぶされることなく、「幸せ」を感じながら生きられるようになるにはどうしたら……。脳科学者の”中野信子”さんは「幸せホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」を上手に活用することを勧めます。

脳科学の観点で見ると、「幸せを感じる」という営みは、脳と体が絶えず行う相互作用に過ぎません。そのとき、脳で分泌される神経伝達物質である「オキシトシン」の作用が、幸せの感情をもたらすことが明らかになっています。オキシトシンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、まだそのすべてが解き明かされていない“謎多き物質”ですが、幸せのカギを握るたくさんの可能性があるとわたしは見ています。そして、人の「幸せ」についての考え方は主観的なものであり、ひとつのものさしで測ることはできません。

見る人から見れば、たとえバカ騒ぎとしか思えない振る舞いでも、当の本人たちは仲間とわいわい騒ぐことで「みんなから愛されて幸せだ」と感じ、それによってオキシトシンがたくさん出る人もいるわけです。その一方で、ひとりきりの空間で心地良い服を着て、自分の好きな音楽を聴きながらリラックスすることで、オキシトシンが分泌される人もいるでしょう。

人それぞれ好みもちがえば、オキシトシンが出やすい環境もちがうということ。「あの人はいつも“ぼっち”でかわいそう」などと、一概にはいえないわけですね。幼少期に培われた人間関係のなかで、愛着の対象や自分自身のことをどう思っていたかによって、幸せの価値観もそれぞれちがってくるのです。たとえば、世の中には多動的な人がいて、彼らは多くの人と広く浅く交流し、たくさんの情報を交わし合うことによろこびを感じ、そんな自分を肯定して生きています。とくに、いまの時代はSNSなどで情報過多になっているため、そうした交流をうまくやっている人が目立ったり、「幸せ」に見えたりもします。でも、そうでない人たちが不幸せかというと、まったくそうとはいえません。むしろ、わたしは「幸せの基準はたくさんある」ことを、救いに思ったほうがいいと考えています。

人はなぜ、自分と他人を比べて思い悩むのでしょうか?それは、おそらくわたしたち日本人が、子どものころから「”正解”を選ぶ人生」というものに、あまりに慣らされてしまっているからだとわたしは見ています。

人間は成人するまでに、約14万8000回もの否定的な言葉を聞かされるとする説もありますが、これと同じように、わたしたちはあまりにも、「次のなかから正解を選びなさい」といわれ過ぎているのではないかと感じます。

記事https://president.jp/articles/-/40006?page=1 『脳科学者・中野信子が「人生では正解を選んではいけない」と言い切る理由 マイナビニュース 2020/11/19 05:00』
画像https://news.mynavi.jp/article/20200715-1129934/ 『「若さ」や「美人」は使えない価値!? 恋愛で身につけるべき「本当の価値」/脳科学者・中野信子マイナビニュース 2020/11/19 05:00』
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