『そろばん』2/2
小さいうちに右脳と左脳をバランスよく育てると、大きくなっても新しいことにチャレンジするときの吸収力が格段に良いです。そろばんで右脳が鍛えられると、発想力やひらめき力が鍛えられます。
日本の学校教育では左脳ばかり鍛えられることもあって、これからの時代は右脳を発達させることがより重要になります。発想力やひらめき力を高めておくと、将来AIに取って代わることのない安定した職業に就きやすくなります。
右脳の記憶力は左脳の数千倍といわれており、一度右脳にインプットされた情報は中々消えません。メロディーやリズムに乗せて歌詞を覚えると、右脳でイメージしたものが長期記憶として処理されるため、記憶に残りやすくなります。
普通、計算をするときは「10ひく2は8になって・・・」と左脳で言葉に置き換えながら計算しますよね。一方そろばんでは、右脳のイメージ処理によって計算の答えを出し、左脳の言語化処理によって計算の答えを言葉で表現します。そろばんでは右脳と左脳をバランスよく使って計算しているので、情報処理能力が高くなり、頭の回転も早くなるというわけです。
手は第二の脳といわれているくらい脳にとって重要な箇所で、指を動かすことで脳が大きく刺激される場所が前頭葉です。「やる気の脳」といわれており、色んなことに前向きになったり興味がわくのは、主に前頭葉の働きによるものです。前頭葉は残念ながら加齢とともに衰える傾向にあるので、手や指を動かして活性化してあげる必要があります。
逆に、前頭葉が衰えると「面倒くさい」「やる気が出ない」など前向きにチャレンジしようという気持ちが少なくなってしまいます。
前頭葉が刺激されてお子さんのやる気が高まると、勉強やスポーツなどそろばん以外にもいい影響を与えるでしょう。