『コーオウンド』って何?
おはようございます☺️
『コーオウンド』って何?欧米で確かな潮流になっている、未来の事業承継のモデル。終身雇用型の高福祉経営から株主価値極大化経営へ、一足飛びに転換した日本のビジネスモデルでは、会社の稼ぎはすべて、従業員や社会とは無関係の株主へ。一方、米国では、すでに民間雇用の10%がコーオウンド・ビジネスです。英国では副首相が2020年までにGDPの10%を、コーオウンド・ビジネスで稼ぎだすようにすると宣言。政府も税制優遇し、法制度でもバックアップしています。コーオウンド・ビジネスとは、自社の社員を大株主にするビジネスモデルです。同族承継でもなく、他者承継(株式上場、売却)でもなく、300年企業を目指されるための新しい画期的なしくみです。コーオウンド化した会社は、一般の会社と比較して、不況に強く、安定的な業績を上げられており、“会社の持続的な成長”と“社員の幸せ”が両立できる、三方良しのしくみといえます。コーオウンド・ビジネスの、原動力は、「私たちの会社」という意識です。とくに、コーオウンドの設計のポイントは、“オーナーシップ・カルチャー”(自分自身の課題を強い情熱と責任感を持って取り組む姿勢や、経営に対する当事者意識)・“情報共有”・“プロフィット・シェア”(利益共有)の3つです。上手に設計すれば、上記で述べたような強い会社、社員がしあわせな会社、永く受け継がれる会社にすることができます。もうひとつ、所有と経営の役割分担を適切に設計することで、会社創業時からの文化を社員の皆さんに受け継いでもらい、豊かに育んでもらいつつ、経営の専管性を確保することができます。経営をポピュリズムに陥らせることなく戦略を遂行することができます。まずは、フィージビリティ―(実現性)の短期調査からスタートし、その後、コーオウンド化のスキーム(図式)の構築と実行支援を行います。こんな都合がよいビジネス・モデルがこの世に存在するか信じられないと思われるかもしれませんが、実際に、コーオウンドの会社に訪問させていただき、「これはとても人間的な素晴らしいビジネス・モデル」だと確認しました。訪問先のみなさんはとにかく笑顔が素敵で、げんきでフレンドリーで、そしてやりがいが身からあふれているのです。不況に強く、他社より高い生産性と利益率を確保できます。また、社内のあちこちで活発なイノベーションが起こります。さらに、一般の会社と比較して、顧客ロイヤリティーが高いという特徴があります。従業員の参画意識が高く、従業員がしあわせで、離職率が低く、事業の持続性が高いという特徴があります。無理のない段階的な事業承継を実現できます。日本で、このビジネスモデルを推奨している「細川あつし」さんが『コーオウンド・ビジネス』という著書で導入を提言しながら、講義・講演・論文・学会発表などを行っています。日本では始まったばかりのビジネスモデルで、会社の形態により柔軟な設計が出来る為、少々分かりずらいですが今後の”コーオウンド・ビジネス”が期待されています。