『節分』
毎年毎年、その年によって変わる恵方。恵方とはそもそも何を指すのでしょうか?そして、今年、2020年はどの方角が恵方になるのでしょうか?また、その方角の決め方とはどう決めるのでしょう?
日本の道標基準である、日本橋。東京日本橋を真ん中にして今年の恵方をみると…. 東京駅の方角に向かって食べましょう。みなさんも「西南西」を向いて、恵方巻きを食べて下さい。
西暦2020年は庚(かのえ)。今年の恵方は「西南西」になります。恵方は毎年変わります。恵方の早見表も昔からありますし、最近は恵方を調べるホームページやアプリまで登場していますね。とても簡単にその年の恵方や自分のいる場所の恵方を調べることが出来ます。
恵方とは、歳徳神(としとくじん)という神様のいる場所を指します。歳徳神はその年の福徳(金運や幸せ)を司る神様の事で、年徳、年神様、正月様などとも呼ばれるそうです。昔からなじまれている神様です。歳徳神のいる場所は毎年変わり、その度に恵方も変わっていきます。その方角に向かって、いろいろな事を行うと良いと言われており、かつては節分の恵方巻きを食べるときだけではなく、初詣も恵方の方向の神社に参ったり、初めての事を行うときは恵方を向かって行ったそうです。恵方というのはとても身近なものだったのですね。
恵方は基本的に四方しかありません。その四方と、十干(じっかん)を組み合わせることにより、その年の恵方が決まります。十干とは 甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(こう おつ へい てい ぼ き こう しん じん き) の事で、中国から伝わり、暦の表示などに用いられています。この十干と恵方の組み合わせが、その年の歳徳神のいらっしゃる、恵方を決めるのです。
https://r.gnavi.co.jp/food/sushi/ehoumaki/ehoumaki_05.html節分は年に4回あることをご存知でしょうか。元々節分は「季節の分かれ目」を指すとされており、立春(2月)・立夏(5月)・立秋(8月)・立冬(11月)の前日も節分にあたります。
地域によっては、それらの節分に恵方巻きを食べることもありますが、今日では2月3日の節分(立春の前日)に食べるのが一般的になりました。
恵方は西南西・南南東・東北東・北北西の4種類だけ!
恵方は「西暦の下一桁の数字」によって決まり、0から9までの10この数字が西南西・南南東・東北東・北北西の4つに振り分けられています。そのため、今年の西暦と数字が該当する方角さえ覚えておけば、自分でその年の恵方を調べることが可能です。
庚(西南西):西暦の下一桁が0、5
丙(南南東):西暦の下一桁が1、3、6、8
壬(北北西):西暦の下一桁が2、7
甲(東北東):西暦の下一桁が4、9
来年2021年は、下一桁が「1」であるため恵方は「丙(南南東)」になる。恵方は年ごとに異なるものの、その方角は4種類しか存在しないことは、あまり知られていません。
https://dime-jp文/okiエンタメ2020.1.30