『ダイナミックプライシング』って?
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『ダイナミックプライシング』って?
”ダイナミックプライシング”とは需要動向などに応じて価格を変動させる仕組みで、スタジアムや劇場・ホールの客席、鉄道・航空の指定席、ホテルの客室など、主に空席を埋めるタイプのビジネスで重宝され、販売期間内にできる限り売り切り、かつ売り上げを最大化することを目指す価格決定システムです。
ビッグデータを利用するには回収や集計に時間や手間がかかってしまいます。
最近ではAIを用いたダイナミックプライシングの導入が行われていて、AIを用いたことで価格設定の精度が上がっています。
AIを用いることで素早く複雑な複数の条件を考慮して値段の決定ができるようになっているのです。また、これらのデータが溜まれば溜まるほど、その精度が上がっていくのもAIを利用したダイナミックプライシングの特徴です。
これがうまく機能するためには、消費者側の理解と賛同を得る必要があります。果たして得られているのでしょうか?
「例えばスポーツ観戦のチケットなどで、売れ行きの良い人気の試合・席は値上げされ、売れ行きがイマイチな試合・席は値下げされるという具合に、チケット販売期間中に価格が変動するシステムです。
「許容できる」と「どちらかと言えば許容できる」を足した“許容派”が最も多かったのはホテルの室料で43.6%。以下、航空運賃、プロ野球やサッカーのチケット、コンサートのチケットと続く。既にダイナミックプライシングを導入済み、あるいは導入進行中のジャンルでは容認が比較的多いようです。
反対に「許容できない」と「どちらかと言えば許容できない」を足した“否定派”が最も多く出たのは、「雨が降ると傘の値段が高く、晴れているときは安くなる」という仮のシチュエーションに対してで、43.3%に上った。以下、「タクシーの料金、飲食店、一時利用の駐車場料金、高速道路の料金、の順でした。
実例としてまだ存在していなかったり、実証実験段階だったりとダイナミックプライシング適用に至っていないケースについては、違和感を持つためか否定的な反応が強いです。特に傘やタクシーといった、にわか雨に遭遇して困ったときに利用するような商品・サービスの価格をつり上げられると、値上げによって確保しやすくなっているのだとしても、そのありがたみより、足元を見られているような不快感の方が上まってしまうようです。
現在の”マスク”のようです。
記事https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00275/00006/