『らっきょう』
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『らっきょう』
中国、ヒマラヤ地方が原産で白色または紫色を帯びた白色の球根を食用とします。 特有の強い匂いと辛味を持つ、この匂いはニンニクやニラと同じ”アリル硫化物”です。
今頃が旬で主に塩漬け、甘酢漬け、醤油漬けで食べます。ただし市販されるほとんどの品は甘酢漬けです。カレーライスのつけあわせ(薬味)として、福神漬とならんで一般的な存在ですね。アリル硫化物が消化を助けるほか、ポークカレーの豚肉に含まれるビタミンB1の吸収に役立つといわれています。
漬物にしない状態では生ラッキョウとも呼ばれますが、収穫期に自家製漬物用として出回る以外はあまり流通していません。
大乗仏教において摂食が避けられることのある”五葷”のひとつです。五葷と、共に”三厭”の獣・魚・鳥、は良く知られていますが、五葷とは精進料理で避けるべきと考えられている食材、主にネギ属の植物であるネギ、”ラッキョウ”、ニンニク、タマネギ、ニラです。
禅宗などの寺院に行くと、「不許葷酒入山門」あるいは「不許葷肉入山門」などと刻んだ石碑が建っていることが多い。これは「葷酒(葷肉)の山門に入るを許さず」と読み、肉や生臭い野菜を食べたり酒を飲んだりした者は、修行の場に相応しくないので立ち入りを禁ずるという意味です。
らっきょうを食べるとエピネフリンというホルモンの分泌を促し、脂肪の燃焼や心臓の機能を上げます。そのほか、食欲増進、健胃、整腸、殺菌解毒、冷え性、ぜんそくの緩和など多くに効果がある健康野菜です。らっきょうの食物繊維はキャベツの約50倍。甘酢漬けのらっきょうは酢に水溶性食物繊維が溶けてしまうので”生”か”焼きらっきょう”で食べると健康に良いそうです。 またらっきょうは”花粉症対策”につながるフラボノイドという成分が含まれています。らっきょうの生産全国1位の鹿児島県は花粉症の発症者の割合が少ないというデータもあるそうです。
記事画像https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ラッキョウ