『記憶の解凍』
おはようございます😉
『記憶の解凍』人工知能(AI)の技術と人の手で、戦前から戦後の白黒写真をカラー化する「記憶の解凍」。広島出身の大学生が、大学教授とともに取り組んでいるプロジェクトです。その活動が本にまとまりました。カラー化した写真が戦争や平和について対話するきっかけになれば、という願いが込められています。(小貫友里)原爆投下前、広島の産業奨励館(現・原爆ドーム)を背景に、夕涼みをする大正時代の人々。ガスマスクをつけて、無邪気に戦争ごっこをする子どもたち――。白黒写真は、インターネットで公開されているAI自動色付け技術で仮にカラー化します。AIは自然物の色付けは得意ですが、服や建物など人工物の色付けは苦手です。かつての色にできるだけ近づけるため、当時の資料をもとに色を補正し、写真の提供者と対話したり、SNSで公開して意見を集めたりします。得られた情報をもとに色を修正する作業を繰り返します。「白黒ではつながりのない過去にみえる写真が、カラーになることで自分と同じ時間に流れ込み、身近に感じられるようになる」『記憶の色』を通し、戦争体験者の思いや記憶の新しい伝え方を探し続けていきたいと言います。あなたは、この写真を見て何を想いますか?