『ムーミン75周年』
おはようございます😉
『ムーミン75周年』2020年は「ムーミン75周年」。1945年に最初の小説『小さなトロールと大きな洪水』が発表されてから、四分の三世紀がたちました。ムーミンはフィンランドの国民的作家であり、画家・芸術家であるトーベ・ヤンソンによって、小説シリーズ、絵本、コミックスとして描かれ、世界中の人々から今も愛され続けています。ムーミンに登場するキャラクターは決して無欠のヒーローではなく、むしろ欠点の多い人物ばかりです。でも、ムーミン谷では誰もそれを正そうとはしません。時に迷惑をかけられながらもありのままを受け入れ、そして自分もありのまま、自分らしく自由に生きています。ムーミンやしきのドアにカギはついておらず、いつでも、どんな人にも開かれていて、好きな時に出ていくこともできるのです。多様性と寛容、愛と友情、人に親切にすること、自由と孤独、自然との共生など、ムーミンの物語に込められた価値観は普遍的で、いつの時代にも「今日的」なものです。2019年は、新作アニメ『ムーミン谷のなかまたち』が世界各国で放映開始、日本ではムーミンバレーパークがオープンするなど、新しい大きな出来事が続いた1年でした。そして、75周年を迎える2020年は、前年からリニューアルが始まった原作小説の日本語新版シリーズがいよいよ全巻揃います。挿絵が美しく高精細に甦り、訳文もより原文に忠実に、かつ現代の子供たちにも読みやすい言葉遣いにリフレッシュされています。アニメもテーマパークもキャラクターグッズも、トーベ・ヤンソンが描いたムーミンの原作があったからこそ、生まれたもの。ムーミンのすべての絵には背景となる物語があります。愛読者も、原作を読んだことのない方も、読書はちょっとごぶさたという方も、75周年のこの機会にぜひ原点に立ち戻って、あらためてムーミンの世界に触れてみてください。公式サイト→https://www.moomin.co.jp/moomin75th記事画像