飯島企画業務日誌

『金魚の遺伝子』ゲノム解析

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『金魚の遺伝子』ゲノム解析
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金魚は1千年以上前に、中国でフナの突然変異により体色が赤色に変化した魚が生まれ、交配を重ねるなかでキンギョが生まれたとされています。
日本で古くから飼育されている品種、和金の全ゲノムを解読しました。
その結果、遺伝子の数は約7万個で一般的な魚に比べて非常に多いことが分かった。例えば、実験でよく使われるゼブラフィッシュは約2万6千個。約1400万年前の祖先の段階で染色体の数が2倍になる変化が起き、含まれる遺伝子も倍増していた。
さらに、倍加した遺伝子の12%が淘汰によって消失したこと、重複遺伝子の約30%が新たに臓器で発現するなど進化を遂げていることが明らかになった。遺伝子が失われる速度は、8000万年前に全ゲノム重複が起こったサケと比べて1.7倍速かった。

■キンギョは形態が多様で、ヒトを含む脊椎動物の形や色を作るメカニズム解明に役立つと考えられている。本研究の成果は、ヒトの病気の原因解明や診断・治療法の確立にもつながる可能性がある。研究グループは今後、デメキンやランチュウを含むさまざまなキンギョ品種のゲノム解析を行うことで、脊椎動物の体を作る遺伝子の探索を検討しています。
記事画像https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/spv/1907/12/news023.html
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