飯島企画業務日誌

『次世代燃料電池トラック』航続1000km

Posted by 

おはようございます😉

RES_338580_1_1

『次世代燃料電池トラック』航続1000km
ダイムラートラックは9月16日、メルセデスベンツの次世代の燃料電池トラックコンセプト、『GenH2トラック』をデジタルワールドプレミアした。

ダイムラートラック・フューエルセル社は今後、ダイムラートラックとボルボグループが燃料電池の量産に向けて設立する合弁事業に移行する予定だ。ダイムラートラックとボルボグループは、合弁事業を通して、大型車両やその他に適用する燃料電池システムの開発、生産と商用化を目指す。ボルボグループは、この合弁に6億ユーロを出資する。
両社の共通目標は、厳しい要件を持つ長距離輸送で利用可能な燃料電池搭載の大型車両の量産モデルを2020年代後半に実用化することだ。さらに、大型車両以外の自動車や自動車以外での用途も、この合弁事業の範囲に含まれている。

メルセデスベンツGenH2トラックでは、エネルギー密度が高いガス状の水素の代わりに液体水素を使用する。これにより、動力性能は現在のディーゼルトラックと同等になるという。
GenH2トラックの量産バージョンでは、車両の総重量が40トン、最大積載量が25トンになる。 2つの液体水素タンクと、強力な燃料電池システムにより、重量物を長距離輸送できる燃料電池トラックを実用化していく。
ダイムラートラックが液体水素を使用するのは、気体水素よりも体積に関して、高いエネルギー密度を持つためだ。液体水素を使用する燃料電池トラックよりも、タンクを小型化でき、圧力が低下するため、大幅な軽量化が可能になる。これにより、トラックの積載スペースと積載重量が大きくなる。同時に、より多くの水素を搭載できるため、トラックの航続が大幅に伸びる。これにより、GenH2トラックは現行のディーゼルトラックに匹敵する長距離輸送が可能になるという。

GenH2トラックの量産モデル用に設計された2つのステンレス製液体水素タンクは、長距離をカバーするために、1個40kg、2つで合計80kgの容量を持つ。ステンレス製のタンクは、真空断熱された2つのチューブで接続されている。 GenH2トラックの量産バージョンでは、燃料電池システムは150kW×2の300kWを供給し、バッテリーは一時的に400kWを追加できる。 バッテリーの蓄電容量は70kWh。先行量産モデルは、2つの電気モーターが合計で660kWの最大出力と、422kgmの最大トルクを発生する、としている。
記事画像https://gazoo.com/news/r338580.html『GANZOO メルセデスベンツ、次世代燃料電池トラック発表…航続1000km 9月25日 4:05』
PAGETOP