おはようございます😉
『ジープ』
ジープが売れている。日本での販売台数は10年以上右肩上がりで、2020年の販売台数は2009年の13.5倍だ。
「日本に悪路は少ないのに」なぜジープの販売台数は10年で13倍に急増したのか?
日本での一番人気モデル「ラングラー」は、2021年3月に月間販売台数1123台を記録した。ラングラー単独で1000台/月を超えたのはこれが初めてだ。ラングラーはすっかりJeepの顔となり、2020年は5757台とJeep全体の約42.4%を占めた。
扱いやすいボディサイズとJeepらしいアイコン的なデザイン、300万円を切る車両価格にJeep本来の魅力である走破性能が加わり人気を博す。
日本でJeepの引き合いが強い理由のひとつにSUV人気が挙げられる。大地をしっかり捉える大きなタイヤに、セダンよりも背が高く見晴らしの良いボディ、そして4WD(4輪駆動)方式による道を選ばない優れた走破性能は、潜在的なユーザーにとって魅力的に映る。SUV人気は15年以上に渡って続く世界的な流れで、今や自社のラインアップにSUVを持たないブランドのほうが少ない。スポーツカーメーカーとして名を馳せるポルシェも、今やSUVである「マカン」や「カイエン」が屋台骨を支える。分かりやすく日本で人気があるSUVの多くはオンロード(舗装路)での走りに重点を置き、快適な車内で目的地までの移動空間を楽しむ、そんなユーザー層に向けたモデルが多いのだ。
つまりJeepは、日本におけるSUV人気とひと味違う方向性を持っているわけだが、これこそJeepが日本で売れ続ける大きな理由のひとつだ。