『ユダヤの商法』藤田田
宇宙の法則「78:22」、人間がどうあがいても曲げる事の出来ない宇宙の大法則。
ユダヤの商法が、その大法則に支えられている限り、彼らは決して”損”をしない。
78対22の法則にはそれぞれプラスマイナス1の誤差があると言う。
正方形に内接する円、それぞれの面積や、空気中の成分、窒素と酸素の割合は、78対22の誤差範囲の中にある。
ユダヤの商法的に言うならば「金を貸したい人」78に対して「金を借りたい人」22の割合でこの世の中は成り立っているそうです。
そこで、金持ち78を相手に商売をした方が儲かると言います。
そして、生活の中に数字を持ち込む、数字に馴れ強くなる事が基礎であり、儲けの基本である。
ユダヤ人は必ず鞄の中に「対数計算尺」を持っている。彼らは数字に対しては絶対の自信を持って、ユダヤ5000年の歴史が証明していると言って胸を張る。
戦後の日本をここまで育ててくれたのはユダヤのバイヤーが品物を買ってくれたからこそ、日本にドルが貯まり豊かになった。
鋭いワシ鼻と、2000年の迫害された歴史を持つ1つの民族は今、世界の支配者として君臨していると言います。
人間も社会も自然も、毎日毎日変わっていく、のが神の摂理であり、変わらないのは「キャッシュ」だけなのだ、と言うユダヤ人。
女と口を狙え、ユダヤの商法はこの2つしか商売をしないと言う。2つだけと言いつつ、相当に幅が広い。
「女」とは女性が求める商品、ドレス、鞄、靴、アクセサリー等々…
「口」とは口に入れるものを取り扱う商売、八百屋、魚屋、酒屋、乾物屋、レストラン、バー、クラブの類い。
「口」は、数時間後には廃棄物となって脱糞される。つまり、口へ入れられた”商品”は刻々と消費され、数時間後には次の”商品”が必要になる、こんな商品は他には存在しないと、言う。
ユダヤ人が2000年の忍耐の中から得た楽観主義であり、ユダヤ人の歴史の中から生まれた民族精神でもある。
辛抱よりは「見切り千両」で社長は売れる会社を作れ、一番報酬の高い社長が一番働けと言う。契約とは神様との約束、と言うユダヤ人は何があっても、絶対に契約を守る。
ユダヤの商法の定石は、全世界に通用する唯一の「商法」で、定石を知らずに、貿易の世界に飛び込むことは、水泳を知らずに水に飛び込むようなものと言う。
そして、銀座に出店した「マクドナルド」の成功体験で結んでいる。この本の刊行は1972年昭和47年で現代社会とのズレは少なからずあるのだろう。しかし、親も妻も信用せず数字(金)だけを信じると言うユダヤの商法にはついていけない。ユダヤ人は世界の人口の0.2%以下を構成するに過ぎないに関わらず、ノーベル賞の少なくとも20%の受賞者がユダヤ人であり、ユダヤ人は6種類の賞すべてを受け取っている。
2016年歌手として初めてノーベル文学賞を受賞した「
ボブ・ディラン」は、もともとユダヤ人、ユダヤ教徒として出生したが、70年代後半にキリスト教福音派に改宗し、83年以降はユダヤ教に回帰しているそうです。
また、人生において大成功する人が多い、アメリカのIT長者の中にも多くのユダヤ人がいます。
有名どころでいくと「Google」の創業者の2人。ラリーペイジさんとセルゲイブリンさん。
ジェフベゾスさんの創業した「アマゾン」また「DELL」の創業者マイケルデルさん。
ユダヤ資本の会社は、ほぼ皆が知っている会社です。マクドナルド、バーガーキング、コカコーラ、セブンイレブン、リーバイス・・・
IT業界以外では、「アインシュタイン」や「スティーブンスピルバーグ」らがユダヤ人です。
日本が誇るコメンテーター「デーブスペクター」さんもユダヤ人の1人だそうです。
そして、2019年のノーベル化学賞が、リチウムイオン電池の開発に貢献した旭化成名誉フェローの吉野彰ら3人に授与されることが決まりました。いまや世界のインフラともいえるリチウムイオン電池の“父”が受賞することは、わたしたちにとって極めて大きな意味と価値をもっていいます。紀元66年からローマ帝国に対し反乱を起こすが(ユダヤ戦争)、鎮圧されてユダヤ人による自治は完全に廃止され、厳しい民族的弾圧を受けた。以来ユダヤ人は2000年近く統一した民族集団を持たず、多くの人民がヨーロッパを中心に世界各国へ移住して離散した。以降ユダヤ教徒として宗教的結束を保ちつつ、各地への定着が進む。
ユダヤ人と言うのは、白人系、アジア系、南欧系、中東系の様々なユダヤ人がいます。ユダヤ教を信仰する者で世界各地に存在します。日露戦争では、ユダヤ人は日本とロシアどちらにもお金を貸していて、どっちが勝っても損をしないようにしていた。太平洋戦争の時も、日本はユダヤ人にお金を借りていて、結局借金を払い終えたのは、82年後の1981年、本当に長い間お金を払っていたんです。
なぜ、ユダヤ人は迫害された?
キリスト教がユダヤ教、ユダヤ人を嫌いなのかというと、「ユダがキリストを裏切ったためにキリストが殺害されたから」。ユダヤ教は唯一神を信仰しているので、キリストが神を名乗ることは掟に反するんです。神様は一人(唯一)じゃないとダメなのです。
そこで俗にいう「裏切り者のユダ」が、キリストを殺害したのです。
ユダもキリストも「ユダヤ人」です。ですので、ユダヤ人(ユダ)が掟に反しているユダヤ人(キリスト)を殺したのですが、キリスト教が出来たためにユダは「悪」と定義されてしまったんです。
この「裏切り者のユダ」はキリスト教から見た視点では裏切り者ですが、ユダヤ教からみたら信仰心の深い者じゃないでしょうか?
更に「金にがめつい」「民族主義」「人に迷惑かけても、宗教だからと気にしない」「お金にうるさい」「損得勘定しかしない」「お金のことしか考えてない」「うるさい」など、感情的でお金儲けの上手いユダヤ人に対しての嫉妬もあるのでしょうか?
元々、1つの神様が信仰の相違で争いが起こるのです。
幸せの定義は人、其々ですが私はこの「ユダヤの商法」のようなお金儲けは出来ません。お金では買えない人間関係を大切にしたいものです。
こんな事を言っていると、ユダヤの商人に、嘲笑される事でしょう。